アート写真 豆本工房「Y&M Art Photo Shop」 は、現在準備中です。
2019/07/31 22:41
何から何まで、ネットで予約できてしまう世の中だ。
サンフランシスコ観光の中で、カミさんが「アルカトラズ島」に行きたいというので調べてみると、3ヶ月前から予約が可能で、カードで支払った後は、自宅のプリンタで印刷したものがそのまま当日のチケットになる仕組みだった。
望むならネットで日本にいながら、数か月後の食事まで予約できてしまう訳だが、下準備として私に必要だったのは、撮影用と観察用の日食グラスだった。観察するだけなら、眼視用の市販のモノがあるが、私の必要としているものは、自分の持っていく2台のカメラに合わせたモノだった。アストロソーラーフィルターという特殊なフィルムを使って、観察用も撮影用も自作で今回は作成して持っていくことにした。
カメラにつける日食グラスは、お菓子の箱をくり抜いて、カメラのサイズにカッターで少しずつ穴を開け、あまりきつくせず、かといってゆるくもなく、撮影中落ちてこないように入念に調整して作成した。
出来てしまった皆既日食写真を見ると、何ということはないように見えるが、一度しかない皆既日食をアップにして撮影する望遠系、周りの風景も入れて撮影する広角系、そして観測している私たちとその周辺を動画で撮影する3台のカメラを駆使して当日の撮影に望んだ。
ただ日食グラスを作れば完成ではなく、当日適切なタイミングで、手動で2台のカメラの手作り日食グラス切り替えなくてなならない。世界中でも、数年に一回の皆既日食。もちろん、自分は観察するのも初めてだが、撮影するのも初めてだ。天文雑誌をみると、本番では手動の切り替えを忘れたり、タイミングが遅れたりすることが、ベテランの方でもあるらしい。私は、頭の中でイメージトレーニングを何度も繰り返し行い、当日への準備を入念に進めていった。さながら、3台のカメラにいつでも意識を向けておくことは、ピアノの演奏にも似ているように感じた。
(写真は、眼視用に加工したもの…現地にて)
-------------------------
このような準備があって、例の皆既日食[Ⅰ]・皆既日食[Ⅱ]が撮影出来たのであります。こんな形で手作りで撮影の道具を入念に準備をすることは、もはや自分の残りの人生でもそう多くないと思います。ぜひ、2枚の皆既日食のフォトカード、カミさん作の3枚を含めたアメリカシリーズ5枚組をご購入して飾っていただけると嬉しく思います。きっと、これらのフォトカードを飾ることで、ゆったりとして癒され、気持ちが前向きになることと思います。
Y&M Art Photo Shop インスタグラム 「フォロー」お待ちしています!